「ワクワク」する大人になる この世で一番楽しい会社を創りたい 千葉県 白井市でそろばん教育事業を行う 株式会社イシド 代表取締役社長 沼田紀代美 の生き方・働き方

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株式会社イシド 代表取締役社長 沼田紀代美の生き方・働き方

『そろばん』は能力開発のツール

そろばんに対する想い。それは、教育を通して人が持つ可能性を最大限に引き出すということ

対話する?

当社は、そろばん教育を通して人を育てる仕事をしております。

日本全国の中でも『そろばん教室』を主体とした事業を株式会社として運営しているのは弊社だけです。

『そろばん』はもともと計算道具として発達してきたものですから、電卓やパソコンなど、ほかの計算道具にその席を譲ってしまったのですが、当社は『そろばん』を計算道具としてではなく『能力開発の教具』+『夢を叶えるツール』として捉えています

一般的にも知れ渡ってきていますが、脳は12歳までに急速に伸びることが脳科学で証明されています。特に幼児期の吸収力はすごいですよね。言葉を覚えることや身体能力の発達など、大変な勢いで成長していきます。そろばんは目で見て指先を使いますが、これが脳のシナプスをつなぎ活性化させます。

単に計算力をつけるということではなくて、脳の容量を大きくすること、つまり、そろばんはこの時期の脳を大変活性化できる貴重な教育ツールなのです。

例えば、脳のキャパシティが数値で測れるとして、100と300では、どちらの脳の持ち主になりたいですか? もちろん大きい方を望みますよね。 集中力、記憶力、処理能力など基礎能力を高めることで、自分自身の可能性を高めることができるのです。

更にそろばんは、精神的な成長にも役立ちます。
いしど式そろばんのプログラムでは、個人の力に応じた段階的なステップを踏んで進んでいきます。最初は「できる」ことが楽しいという体験を積み上げていくのですが、一定レベルに到達すると相当な努力を要する壁が待っています。

そろばんの結果ははっきりと数字で現わされるので、努力したからといって通過できるとは限らない厳しい世界です。幼児期からこの体験を繰り返し行うことで、「やればできる」「あきらめない」という気持ちと達成した時の喜びを知ることが自信につながっていくのです。

このような経験をした生徒さんは、受験やスポーツなど他の分野においても粘り強さを発揮します。教えられたことではなく、全て自分自身の体験から学んだからこそ強くなれるのです。

あきらめない気持ちと自分にはできるという自信が夢を育てるのです。

現会長の石戸謙一が創業したのは昭和48(1973)年です。平成25(2013)年で創業40年になります。石戸が立ち上げた時期はそろばんが衰退しているさなかでしたが、石戸は「そろばんの価値は計算道具ではない、能力開発の教具だよ」と当時から言っていたと聞いています。

電卓は練習しなくても使えますが、そろばんは1年以上の練習が必要なためどんどん電卓に取って代わられた中、石戸はそろばんを「脳活性化ツール」とするためには従来の教え方だけではなくほかにどんなことを取り入れればより能力の向上を図れるのかを考えました。そして、イメージコントロール方法を学んだり、さまざまな手法を編み出し、独自のカリキュラムを組み立てていきました。それが今日「いしど式」として確立しているものです。

急下降する業界の中でこうして続いてきたのは、何と言っても石戸の"想い"の強さゆえでしょう。通常は、お客さんが来ない、儲からないとなれば、事業転換を考えます。例えばそろばん塾の場合は、そろばんから算数教室にするとか、書道教室にするとか、収益性の高い方向に流れます。それをしなかったのは、やはり、石戸のそろばんに対する"想い"、これに尽きると思います。

『社会』の中で、自分が必要とされる仕事をしたい

誰かの役に立てる、自分が成長する、仲間と喜びを分かち合える

対話する?

私は幼児教育学科を卒業し、20代は幼稚園などで働いてきました

教育の現場というのは時間的制約も厳しい。体調が悪くても「休みます」が言えないような世界なんです。そういうこと、いろいろ、正直にいって非常にプレッシャーを感じてました。

20代後半で結婚を機に北海道から千葉に来たためしばらく専業主婦をしていたのですが、主婦と言っても、子どももいない2人暮らしだと何もやることがなかったんです、私の場合(笑)

自由に好きなことができるけれど、誰からも必要とされず、役に立たないことがこんなにつらいことだとは思わなかった。

その時に、初めて働くことの意味が分かりました。働くことって「お金」じゃないんだなって。

社会の中で自分がどう生きていくか。
誰かの役に立てる、自分が成長する、仲間と喜びを分かち合える。
そんなことができるのが「仕事」なんだと、気付けたのがその時です。

『やる』と言ったからには結果を出すまでやるその一点、シンプルです

インターネットでの教材開発が大きな転機に

対話する?

家庭と両立しながらの仕事は思った以上に大変でしたが、それでも充実感はありました。

私が入社してから半年もたたない平成11(1999)年頃というのは、インターネット回線がアナログからISDNに移行しスピードが速くなり、様々な可能性が見えてきた時期でした。その時、当時の社長、石戸が持った夢が、インターネットでそろばんができるeラーニングの開発です。

かねてより、生徒の中に引っ越しを機にそろばんを続けることができない…などの話が多くあり、それを石戸は憂慮していました。インターネットでそろばん、これが実現すれば、どこにいたって「いしど式」のそろばんを習える、世界中のどこででも習える!

その開発の担当者として私に白羽の矢が立ちました。理由は、メールが出来たから、なんです! 現在なら考えられませんが、当時はビジネスの一部で用いられているに過ぎなく、それほど普及していませんでしたから、社内でメールを使ったことがあるのは私ぐらいしかいなかったんです。このインターネットでの教材開発が私にとって大きな転機になりました。

やり始めて見ると、自分の力の及ばない、自分の今持っている知識では全然足りない世界であることがすぐわかりました。でも、やるしかないな、と、必死に取り組みました。 夏休みも返上して、家に帰って2時間寝たらすぐ出社なんてこともありましたから完成した時の喜びはひとしおでした。

今考えると、多額の資金を投入した一大プロジェクトを企画から開発、設計、プロモーションまで任せてもらえるなんて、こんなラッキーなことはありませんよね。責任の重さをひしひしと感じていましたが同時に、自分が思い描いたことが形になっていくことが楽しかったですね。

現在では、この「インターネットそろばん学校」で先生の資格も取れるシステムも作り始め、海外に住んでいる方々が先生の資格を取るというところまで発展しています。そろばんを学びたい、そろばんを自分の国の子供たちにも学ばせたいという声が届くこと、ほんとうに嬉しいです。

こうしたパワーの源は…私って負けず嫌い、イイかっこしい、なんですよ。それに、言い訳をするのが嫌いなんです。「一生懸命練習したけど、時間がなくて、上手くできないかもしれません」などと、「失敗しても許してね」ということを言外ににおわすこと、イヤなんですね。

「やる」と言ったからには結果を出すまでやらなければいけないだろうということ。
ただ、その一点、シンプルです。

そして、やりきる事ができたからこそ仕事の本当の面白さを味わえました。

やれることが広がりそう…と、『ワクワク』しました

「自分ならできる」という確信、それがそろばん教育の原点

対話する?

社長を拝命した時、正直に言うと、「やれることが広がりそう…」と、ワクワクしました。もちろん責任も感じましたけれども、ワクワク感の方が強かった。

だって、仕事ほど楽しいものはないと思うのですよ。独りでやることは資金も人脈も限りがありますよね。組織での仕事って、個人の力の数倍の資金・人脈を持って行える。法人であれば、力を貸してくれる機関もたくさんあります。

こういう姿勢、それは私自身の成功体験によるものでしょうね。例えば、インターネット教材の開発、個人では考えられません。それの開発を任せてもらい、いろいろ試して、もちろん失敗もたくさん重ねたものの、ある達成感を得ました。これは、単純に、すごく嬉しかったですよ。

私たちが教えているそろばんも、原点はそこなのです。

最初は易しい問題、必ずできる問題を5問、少ない量をやらせます。すると、子供たちは易しい5問なら頑張れるんですね。そして、○(マル)を貰えて嬉しい。次にまた○(マル)を取れるレベルの5問を与える…こうして、少しずつ難しい問題に当らせていきます。

そうしている内に、検定試験になります。試験と言うものは、力が及ばなかったり伸び悩んだりして、落ちて泣いたり苦しんだりしますよね。でも、やり続ければクリアできるものなのです。一つのステージをクリアできたら、次のステージに向かう…初期の上げ幅は緩やかなものです。それらを三回くらいクリアしていくと、次の上げ幅が倍になっても、頑張れます。こうした体験を積み重ねていくことで、子供たちに「自分はやれば必ずできるんだ、続ければやり遂げられないことはないのだ」と自覚させること、これらを成長過程のマインドに当てはめて系統立ててバックアップする仕組みがいしど式そろばん教育なのです。

私たちの企業理念は「夢を育てる」がテーマの一つですが、夢を持つためには「自分はできる」という自信がなくてはなりません。

「☆☆になりたいな~、でも、自分には無理だよ」と言っていては、夢には近付けない。「自分ならできる」という確信を持てるのは、成功体験をどのように積んできたか、です。そろばん教育を通じて目指すことの一つがこれです。

これは大人になってからも一生その人の人生によい影響を及ぼすはずです。自分に任された仕事をしっかりクリアできる、喜んでもらうと次はもっといい仕事がしたいとなる。そして、さらに大きな仕事を任されることが楽しみになると思うのですよね。

その子供たちが将来社会に出てどのような大人になっていくのだろう、どのような大人になってほしいのか、というところまで念頭に置いています。そうした意識は当社に入社した社員に対しても同じで、会社は人が成長するためのステージ、その環境を整えて行くのが会社という組織だと思っています。

三つの「ミッション」

正しく理解できる、正しく判断できる、正しく物事を見ることができる…そういう能力を備えていれば、世界平和に繋がっていく

対話する?

当社の企業理念は「夢を育てる」です。

一つは、自分の力を最大限に伸ばしたいと思っているお子さんとその保護者に「いしど式珠算学習プログラム」を提供すること。その中には成功体験を積んでいくプログラムをたくさん用意していますので、それを通じて、あきらめない心と夢を育む力を育てていくこと。

二つ目は、社会の役に立つ仕事に関わりたいと思う人々に、教師資格取得制度を提供することを通じて、社会的自立とやりがい、働く喜びにあふれた珠算教師を輩出すること。

三つ目は、世界中の国々と人々へ、そろばんの教育的効果と文化的価値を提供することを通じて、日本の伝統文化としてのそろばんを継承していくこと。

日本の戦後の復興は奇跡的な出来事なのではないでしょうか。それを支えたのは、日本式の教育、それがすごく大きかったと思います。その中の一つの要素に、そろばんがあった。

現在六十代以上の方々は、計算、強いですよね、記憶力もすごくいいです。例えば、暗算ができる、例えば「19○○年に小学校卒業した頃は…」などと、スラスラ出てくる。それはそろばんで養った数字に対する強さが土台にあるからではないかと思えます。それに比べて今の小学生は、二桁の計算でさえままならないというお子さんが増えていますよね。

世界の中には教育を受けられない子ども達もいっぱいいます。教育の未発達ゆえに国家の発展もなく、悪循環に陥っているところも多いですよね。そうした中で、「読み・書き・計算(そろばん)」の基礎をしっかり付けてやれる環境があれば、彼らが成長した時、知識を広め、国に尽力する人材になっていくでしょう。それはすなわち国の発展です。東南アジアは最近急激に経済成長を遂げてきました。冷蔵庫・テレビ・車も多くの人々が買えるようになった。次に必要とされるのは質の高い教育です。

私たちのやりがいは、利益追求のためだけではなくて、世界平和のため、と思えるからなのです。

なぜ戦争は起こるの? それをたどっていくと、やはり教育の在り方に行きつくと思う。正しく理解できる、正しく判断できる、正しく物事を見ることができる…そういう能力を備えていれば、この戦争はなんのためなのか、自分の頭で考えることができる。それがひいては世界平和に繋がっていくのではないでしょうか。

3.11の震災のあと、自分自身あらためて日本人であることを誇りに思うのですが、私たち日本人の資質…例えば、救援物資を奪い合うこともせずにちゃんと並んで待つことができる、などですね、そこには日本人の心の美しさがありますよね。私たちが培ってきたそうした文化に私たちはもっと自信を持っていいのだ、それはもっと世界に知ってもらうべきだと、今、とても思っています。そのよき具体例として「そろばん」もあるのではないか、と思っています。

「ワクワク」する大人になる

この世で一番楽しい会社を創りたい

対話する?

まず、人生は楽しく! です。

大人になれば否応なく仕事が日々の大きな部分を占めます。その仕事が楽しいと思える人は、人生を楽しめている、と言えるでしょう。「仕事はイヤだけれど、生きて行くために自分の時間を提供しているだけ」と言って、仕事以外のことに楽しみを持とうとする人は、人生を半分も楽しんでいないと思います。

仕事を楽しみましょうよ! だって、独りではできないチャレンジができる環境を揃えているのが会社、それを楽しまなくちゃ!!

社長になった時、「どんな会社にしたいですか」と聞かれると、よく「面白い会社にしたい」とも答えていました。子供の頃、新しいおもちゃを貰ったり、新しい遊びを始めると、それが面白くて面白くて、食事をしなくても平気なほど、夢中になった経験は誰にも必ずありますよね。仕事でもそれ、あると思いませんか。自分がそれまでしていないことをこれから自分が作り上げて行くのですから、ね~。そういう面白い体験を皆にしてほしい。

こんな会社になったらいいな~と妄想しているのですが、
私が「もう皆、帰ろうよ、明日にしようよ」と言うと、社員がが「あと1時間だけやらせてください」と言う。日曜日にふと私が会社に来てみると社員が仕事をしていて、「なんでいるの!」「あっ、まずい! でも仕事がしたくて、したくて…」とか。

「仕事が面白くてたまらない」って感じるということは、仕事で自己実現ができていたり、誰かの役に立てることが何より嬉しい、そんな想いに溢れているということではないでしょうか?

子どものようなワクワク感を持てるのが仕事だったら、人生はきっと楽しい!

「もう皆、帰ろうよ、明日にしようよ」「なんでいるの!」…そう言える日が来ることが、私の夢!

楽しむ、面白がる、これが大事だよ、という思いは、そろばんをしている子供たちの姿に触発されているからです。

最初、少しずつ向上することが面白くて仕方がない。その内、つまずき、悔し涙にくれることもある、でも、それを乗り越えた時にすごく成長します。そして、それが喜びとなって大好きになっていき、そうなるとハマっちゃって、夢中になるんです。その姿を常にリアルに見ていますから。

人生を楽しんでいる人は輝いてきますよね。

「感謝」の気持ちが湧き上がる

自分の仕事に誇りを持っているから

対話する?

弊社で働くスタッフは社員、パートの勤務体系に関わらず、自分のプライベートの時間を使ってでも何を提供すれば生徒さんが伸びるのか、なにをすればもっと喜びを与えられるか、ほんとに一生懸命考えてくれます。

横の繋がりも大変深いので、新規に教室をオープンする時なども会社が命じるわけではないのに自主的にポスティングをしたり、勉強会を催したり、協力を惜しまない。それはやはり「やらされている仕事」ではなく、自分の仕事に誇りを持っているからではないでしょうか。また、その根底には、生徒さんたちがどうすれば成長するかを実感として共有しているからだと思うのです。

会社ですから毎月の数字的目標、入学人数の数値も出していきます。目標を達成すると賞状を授与し、その教室担当の先生は一言、挨拶をします。

その時にどのスタッフからも出てくる言葉が、周りへの感謝なんです。

「自分ひとりの力ではなく、○○先生はこのように声をかけてくれた…○○先生はこういうように教えてくれた…○○先生は一緒にポスティングをしてくれた…皆さんのおかげです」と涙を流しながら語る。

仕事をする上では、パート、正社員という区分は全然なくて、自分がその仕事にどう関わるかですよね。身分、社会的地位など、立場というものは全く関係ないんだな、と思わされます。

ウチ(当社)の躾は「厳しい」ですよ~

その子が独りで生きていける力を身に付けることが私たちの使命

対話する?

当社は職種の分野でいえば、サービス業です。保護者、生徒さんたち本人に選んでもらう立場です。サービス業に特化するなら、楽しい、楽しい教室を運営するでしょうが、私たちは生徒さんたちや保護者のご機嫌取りをするのではなくて、その子たちが独りで生きていける力を身に付けることが使命だと思っているのです。だから、躾もほかの塾などと比べると、厳しいです。靴を揃えなさい、ゴミは持って帰りなさい、遅刻は厳禁などと、うるさいです。

あるお母さんにどうして当社を選んでくださったのかをお聞きした時、「ここに通うと子供がきちんと靴を揃えるようになるから」と言われたことがあります。その家に友達が遊びに来た時、自分の子供以外は皆、靴を揃えたので「えらいね~」と褒めたら、「だって、そろばんの先生、揃えないと怒るもん」と答えたというのです(笑)。それで自分の子供も入学させたというのですよ。

それだけにウチ(当社)の社員教育は厳しいですよ~、子供たちにずいぶん厳しいことを要求しているわけですから、大人ができないなんて許されない。

でも、どんどん成長していく姿を見せる子供たちと関わることは楽しいですから。それが厳しさに耐えうる最も大きな原動力になっていると思います。

教室長の中でも時間勤務の先生たちは、子育てが終わってから入社する方が非常に多いです。女性の場合、その時期に社会に復帰したいと思っても単純作業などに職種が限られ、また、家庭の事情で正社員になれない環境の方もいます。当社の仕事は子育ての経験を活かして子供たちと関わっていけます。そして、それによって自分自身が成長することも実感できる。だから、先生たち皆、輝いていて、気持ちが若々しいですよ。そうした先生たちを見ていると自分もああなりたいと、刺激をもらえます。

くじけそうな時、弱音を吐いてしまう時、必ず周りの先生たちが前向きの言葉を掛けてくれます。そういう意味で、当社は先生同士のいいサイクルができているんですね。

ともすれば、「周囲が理解してくれないから、結局、自分がやった仕事が無駄になった」と、他者への批判・会社への不満を言って、環境のせいにするケースが多くありませんか。ウチはミッションステートメントとして、「ポジティブで前向きな言葉を使います」を掲げていますから、「それは大変だったね、でも、別の方法を考えれば、もっといい方向になるんじゃない?」とか、「それは逆にいいチャンスなんじゃない?」とか、「それを解決できたら、凄いよね!」など、かならず前向きな言葉を掛け合います。

プラスのスパイラルとマイナスのスパイラルってありますよね。私たちは人が喜んでくれることが嬉しい…これが根本にあるので、そのためには惜しみなく力を発揮します。それを受けた人は、今度、自分も誰かを喜ばせたいとなり、どんどんプラスのスパイラルができてきます。

「真剣」じゃないと楽しくない

限界を乗り越えてこそ、はじめて楽しさを感じるもの

対話する?

そろばん教室を運営して行く上で大切なことはたくさんあります。
その大前提は、安全に対する目配りです。生徒さんはなにがあるかわかりませんから。

プラス、預かる以上は生徒さんたちの力を伸ばすことの大切さ、これを意識しています。生徒さんの能力は千差万別です。できるところ、できないところ、個性も非常に違います。だから、もの作りのマニュアルのように手順通りに進めることはできません。生徒さんの人数分、それぞれのやり方がある。

マニュアルを作ろうと思えば作れます。でも、それでは、それ以上のことができなくなります。マニュアルでは9割「イエス」の案件でも、場合よっては「ノー」と言わざるを得ないケースも生じます。どれだけその子のことをわかってやるか、どれだけその保護者のことを理解できるか、ということです。

社員に対しても同じ姿勢で真剣に立ち向かうから、泣いて席をはずすスタッフもいますよ、1時間くらいで帰って来ますけど(笑)。

真剣じゃないと楽しくないでしょう。また、限界を乗り越えてこそ、はじめて楽しさを感じるものでしょう。中途半端にやって「ありがとう」と言われても、そんなに嬉しくない。寝食を忘れて、涙を流しながらやったことに対して感謝されることの方が、数倍、大きいものです。

当社には年間の行事がありまして、それをスタッフたちが分担して実行します。私たちはイベントのプロではないので、音楽の手配、スポットライトの設置、欲しいものは自分たちで作るなど、すべて"手作り"です。そうした経験などまったく持たない新卒の社員たちもアイディアをひねり出して、一つ一つ用意します。

例えばくす玉が欲しいとなると、くす玉の作り方研究から始まるわけですね。試行錯誤を続け、時間と予算が限られている中で間に合わせなければならない。どうしても先輩たちから「手際が悪い」「準備不足だ」と怒られることが多いのですが、イベントが終わった時に、彼等、泣きますね。

社員は紙一重のところにいるんだと思います。でも、この仕事が"自分のもの(天命・使命)"と、心に落ちると、すべてが楽しみになってくる。

当社で仕事を続けた人はどこでも通用する人間力が身に付くと思います。「お嫁さんにするならイシドの女性スタッフだ」と言われたいですよね。

私のもう一つの夢は、リッツカールトン・ディズニーランドに並び称されるようなホスピタリティーを持っているイシド、そこで働いていることの誇りを持つ…そういうスタッフに育ってほしいということです。

今の若い人たちは競争することを回避させられて育ってきています。そして、学歴は持っているから、社会に出た時、一人前の大人だと思い、それなりに立派な仕事ができると思っているのですね。そういう彼等が何を怒られるかというと、「ぞうきんの絞り方ができていない」「椅子をちゃんと入れなさい」…こんなことを大学を出た若い子たちに言わなければならない。それは、彼等、傷つきますよね。でも、それが現実です。

でも、3年たつとわかってくれますね。

「仕事で必要なことはイシド式で学ぶ」ですね。

「夢」をもって生きる

仕事に楽しみを持って働いている姿を子供たちに見せたい

対話する?

子どもの成長を手助けすることが当社の仕事ですが、それは私たち、教える側も同じく仕事を通して成長すること。その先にあるのは、自分の人生が豊かであること、楽しいものであること。そのためには、夢を持って生きていること。

仕事に楽しみを持って働いている姿を子供たちに見せたい。「早く大人になって、あの人ように働きたいナ」と思えるように、ですね。

私たちのように一番子どもたちの身近にいる大人の言葉は、一つ一つ、彼等にしみわたっていきます。親の言葉が子供に残っていくように、先生の言葉も残っていく。一生、忘れないものにもなっていく。そうした自覚を持ちながら日々を暮らすことです。

一日の終わりに「あ~ぁ、疲れちゃった」ではなく、「楽しかった~」と言いながら帰えることができるようにしようよ。朝、「今日も楽しくやろう」とウチを出ようよ。まず、自分の子供にその姿を見せようよ、と言っています。

自分自身に「コミットメント」すること

セルフイメージにどれだけ近づけるかが大事

対話する?

最後に、自分が思い描いたような人生だったな、と思えるようになってほしい。

人からどう見られたいかではなく、その思い描いた自分のセルフイメージにどれだけ近づけるか、ではないでしょうか。

自分は楽しいことをやってきた、と最後に思える人生が最高!

日々に感謝し、仕事に愛情を注ぐ…そのように過ごしていると、最後に、それが言えるのではないかな、と思います。

人生を楽しみたい方は一緒に頑張りましょう!

人生にはいろいろなステージがあります。上に行けば行くほどそのステージは広がります。応援してくれる人も増え、スポットライトもたくさん浴びるでしょう。それが仕事の楽しさ。また、自分自身の成長があるからこそ、仕事が楽しい。

でも、独りではできない。仲間の存在があってこその自分であることを認識することも大事です。そのためには環境を選ぶことです。

私はこの仕事、この会社に出会い、働く喜びを教えてもらいました。
先代の社長が私に思いっきり走るためのフィールドを用意してくれました。

バトンをもらった私の役目は、スタッフみんなと共に全力で走ることとともに、更に大きなフィールドを用意することです。より早く、全力で走れるフィールドを。

そして、真剣に走り抜ける姿を見せることで観客(お客様)は感動し、子ども達は憧れる。
そんなフィールドを一緒に駆け抜けたい方との出会いを楽しみにしております。

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